2013年8月11日日曜日

仏の顔も三度まで

ツールド北海道まであと一ヶ月ほど。
あわてて自転車の整備をはじめたが、競技生活11年で、身体もマシンもけっこうボロボロ。
身体の不調は筋力よりも、皮膚や粘膜に多く出る感じで、日光に耐えられない皮膚になっていたり、肺炎の様な状態が長く続いたりした。
これは自転車を長く続けたせいではなくて、年齢のせいなのかもしれない。
仕事の量も責任も以前より大きくなっているのか、週末に2、3時間練習できればと上出来。それ以上はなかなかできないとなると、体も、それにだんだん順応してくる。
やれば疲れるし、やらないとやらない状態に順応してしまい体力を上げられない。
やはり、どこかで踏ん切りをつけて今よりちょっと無理することを地道に続けないとなかなかこの輪廻からは解脱できるものではない。
とはいえ、やはり人間の力は無限の様で有限。
人生の中でも、一年の中でも少しポイントを考えて努力しないと、電池切れになることはまちがいない。
あれこれ理屈をこねているが、ツールまであと一ヶ月なので少しは練習しよう。
今年は中3になる娘が陸上部の部活動を終了させたので、受験ばかりでは疲れるだろうと気を使ってやり、娘をツールド北海道に出場させることにした。
娘は小学校の時に自転車の大会にくっついてきてよく小学生の部でがんばって漕いでいたものだった。
妻の練習用の自転車に自分のホイール(キシリウムES)をはかせて、それなりに競技仕様にしたので、自分は久しぶりにコスミックカーボンを取り出してみる。
あ、パンクしている。
そして、競技用のチューブがない。
仕方ない、買ってくるついでに少しナカムラさんに整備してもらおう。
練習時間を整備してもらう時間にあてて、ショップへ行く。
リアディレイラーがなかなか本来の精度が出ない。
あれこれ確かめてもらっている内に、リアメカと繋がっているワイヤーが切れる。
今、切れて良かった。
ワイヤーも交換してもらう。
リアのタイヤが一部裂けている。
これなら、いくらチューブを換えても結果は同じ。
自宅に使っていないタイヤがあったはずだから、ショップでは購入しないで、更にみてもらう。
チェーンが寿命。交換。
スプロケットもすり減っているので、アウターに入れるときはスムーズだが、インナーに入れる時に大きい歯車にひっかかっていかない様で本来の精度がでない。
今回は出費が多いので、それは次回にする。
ここまでは良かった。
今朝、家にあったタイヤを履き替えてから練習に行こうと思った。
友人からの頂き物で使うのがもったいなくて大事にしすぎていた。
使わなければもっともったいないので、ホイールにはめてみようとしたら、これがまたホイールに入らない。
30分かけてようやくチューブを入れたと思ったら、入れる最中にパンクしていたようで、空気を入れても矢先に空気が抜けていく。
再度開いて見てみると、チューブを入れる最中になんと4カ所も穴を開けてしまっていた。
900円ほどの支出を考えても悲しくなったところで、再度挑戦。
そして2回目もパンクさせてしまう。
練習はまだしていないのに、汗だく。
ここで、すでに1時間。
こんなにパンク修理に手こずったのは初めて。
こうなったら、一度パッチを貼ってはめる練習をすることにした。
三度目でようやく、空気が入り始める。
タイヤは堅くて指先も腫れぼったい。
10時までに家に帰ってこなければならなかったのに、パンク修理が終わったのは9時半。
30分でもいいから練習しようと出かけてきた。
コスミックカーボンはやはり速い。
ともすれば40kmで巡行できる。
家に汗だくで帰ってきて、シャワーを浴び終わって、部屋にもどると、玄関の方からプシューっという音が聞こえてくる。
「父さん、父さん自転車の後ろタイヤパンクだよ」と、明るく娘が話しかけてくる。
そんなにパンクが嬉しいか。

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