2014年6月22日日曜日

これからニセコクラシック140km試走

滝野は霧。
まだ5時30分。
かなり寒いが日中は暑くなりそうだ。

2014年6月21日土曜日

仁別へ

藻岩山ヒルクライムから2週間が経った。
大会の帰りは土砂降りでずぶ濡れになりながら自宅へ帰還。
あれから、何と雨続き。
先週は雨でも青山ダムまで久し振りに行ってきた。
今年は札幌センチュリーランに出なかったので、自分でやってみた感じだ。
帰りの平地がいつも苦しいコースだが、追い風に助けられて、案外順調に帰ってくることができた。
今週も、今まで自分がなかなか脚を向けなかった所を開拓してみたい。
そんな気持ちで、今までなかなか行かなかった滝野の少し南側のゴルフ場がたくさんある道を行ってみることにした。
今まで脚を向けなかったのは、道があまりに複雑に見えたからだ。
枝道だらけで、しかも周回になるコースが少ない。
どこを走ればいいのか開拓するのにはけっこう時間がかかり、なかなかその時間が確保できなかったのだ。
しかし、少しでも新しいことにチャレンジしてみる気持ちは大事だ。
定番のコースに行けば極上の苦しさが待っているので効率よく自分を追い込める。
しかし、自転車に乗る楽しみはそんなことだけではないはずだ。
少年の様な気持ちで、自分の知らない世界を自分の脚で旅をしてみる。
どんな道があるのか、どんな自然があるのか、どんな建物や人がいるのか、自分の脚で探しまわることが自転車では容易にできてしまうのだ。
さて、いつものサンパークゴルフ場へ行くのを止めて36号線を挟んで丁度反対側へ行く。
6つほどのゴルフ場があるだけあって、ここは丘陵地帯。
通り抜けできる道路ではないので、車通りも少ない。
久しぶりに垣間見る午後からの晴れ間。
風は冷たいが、日差しがあって、クライムシーンでは汗も滴る。
ゴルフ場は丘の上のある場合が多いので、ゴルフ場の看板の方へ行くと必ずクライムがある。
行き止まりの道も多かったが、うまいこと周回コースをつくることができて、2周ほどしてみた。コースの最中にはゴルフ場も縦断させていただくようにコース設定した。景観が良いので、これは病みつきになりそうだ。
今日はクライムシーンでは全てダンシングをした。
やりすぎて、ふくらはぎが吊りそうだ。
しかし、ふくらはぎを強化してダンシングに慣れていけば、ニセコヒルクライムをオールダンシングでクリアすることも夢ではあるまい。

2014年6月17日火曜日

シクロ修行

シクロクロスの練習は自転車の練習というより、お坊さんの修行に近いものがある。
自転車を降りたり押したり担いだり、同じところを行ったり来たり、お百度参りの様な、滝に打たれるかの様な、少林寺の修行僧の様な荒行をこなしてようやく様々な地形を走れるようになる。
ロードよりもバイクワークが試されるので、全身の凄まじい体力と共に器用さを要求される。
この器用さは黙って自転車を漕いでいても身につかない。
だから修行になる。

百年記念塔の前で三角コーナーを置いて目印にして8の字走行。
ブレーキをかけずにペダリングの力で速度をコントロールして効率良く走る。
 効率良くとはいえ、前半の8の字だけでも心拍は140〜150まで上がる。
後半に片足漕ぎ、降りて押し、持ち上げ、担ぎ、シケインジャンプを入れると、心拍は180近くに跳ね上がる。
夕方6時過ぎから7時過ぎまでの僅かな時間のトレーニングだったが、カラスの声と共にこの後お家に帰る自分だった。






2014年6月8日日曜日

藻岩山ヒルクライム参戦

6月8日(日)朝6時半という早朝にスタートするこの大会。
車で移動して細長い駐車場に何とか駐車してもいつもアップする余裕がない。
十分なアップもできずに短時間で終了する競技に出ると、心拍数がとてつもなく上がって、血を吐くような苦しさを味わうことになる。
そこで、今年は久しぶりに自走。
そのおかげで、朝6時には藻岩山の中腹まで登り、写真を撮影する余裕もあった。
その後は受付を済ませて、早々に場所取りで、自転車をスタート地点におく。
スタート前に仲間と交流する時間も大事だ。
互いに励ましあうと結果も大きく違う。
天候は小雨が混じるような曇り。
それでも登りは暑くなるかもしれないと思い、ボトルに入っていた水をスタート前に脚や後頭部にかけて、3分の1ほどの量に減らして少しでも軽量化する。
スピードプレイのおかげでスタートはスムーズにはめられる。
また、登りの最中でスタートすることになるのでギアを軽めにして、いざとなったら、片足で前進できるほどの軽さにしておいたので、より安心してスタートできた。
今回はダンシングを多用してみることとしていた。
スタートしてから最初の3分間はひたすらダンシング。
シッティングで苦しんでいる他の選手をごぼう抜きにしていく。
自分も調子に乗ってオールアウトしないように手を抜きながらダンシングする。
それでも、他のシッティングの選手よりは明らかに速い。
自分の速さに怯えながらも、自信を持つように奮い立たせて前進。
まだダンシングできるかもしれないとも思い、少し迷ったが、作戦通り3分でやめてシッティングに切り替える。
やや重めのギアを踏みながら、巡航することが目標。
シッティングに切り替えると、スピードは周囲の選手とあまり変わらず、元気な選手には時々抜かれる。
時々勾配が緩くなる場所が来ると、ギアチェンジはしないで、ケイデンスを上げて乳酸をとばしてまた勾配のキツい場所へ突入する。
つづら折りは3箇所ほどしかなかったが、カーブの前は勾配が緩くなることが多いので、高ケイデンスで突入。
ギアチェンジをしないでカーブの最中はダンシングで最短距離を登り、カーブが終わったら、再び高ケイデンス。苦しいシーンだが、カーブが終わると、数人順位を上げることができる。
シッティングも苦しい。体制を変えたくて時々ダンシングしてみるが、苦しくなってからダンシングをすると体力を余計に消耗することにもなり、ますます苦しくなる場合がある。
シッティングによる踏みにも限界になりそうな場面で、時計を見るとまだ14分ほど。
この大会では調子の良い時でも17分台だったので、まだまだ先が長いかと思ったら、複数のつづら折りがあり、距離計を見るとどうやら速くもゴール付近にいるとわかる。
おかしい。速すぎないか? と思いながらも、どうやら自分がかなりいいペースで走っていることに気づく。
苦しいが、まだ最後にダンシングする力は残している。
最後の激坂前ではギアを最大限軽くして、高ケイデンスで、勢いをつけて急勾配に突入する。
ギアチェンジをしないでそのままダンシングに切り替えて、渾身の力を振り絞ってゴール。
肺がひっくり返りそうになったが、オールアウトしたのは、ゴールしてから。
しばらく芝生の上にひっくり返っていたが、去年よりは速く回復できる。
ゴールしてから、そういえばと時計を見た時は16分台だったので、今までの自分では考えられないスピードでクライムしたようだった。
リザルトを見ると、16分3秒。S2の中で32人中12位。15分台も射程距離だったようだ。
終わってみると、今回の作戦が、良かったとしか言いようがないのだが、全部ダンシングしてみたら結果はどうだったのかと、ふと頭をよぎる。
15分という短い競技時間でほとんどが急勾配あれば、オールダンシングという選択肢もありだろう。
しかし、今回は調子に乗らずに3分でやめたらからオールアウトしないで登れたとも言える。
効率の良さということを考えると、シッティングで体軸を揺らさずに滑らかにペダリングするべきなのだろうが、この短い時間でより高い結果を凝縮して出すには、「効率」という言葉だけでは表しきれない、必殺技の様な、殿下の宝刀の様な、両刃の剣の様な物を出してみないことには、自分の真の実力は出し切れない気もする。
高ケイデンスという苦手分野を、自分の得意技にしつつあるのも、一方では結果に反映されている。
最近は朝練をするようになったり、週末にまとまった練習をするようになったことがダイレクトに結果にも反映されている。
成績が上がると維持するのも大変だが、やりすぎに気をつけながら自分が心から楽しいと思える範囲で自転車を続けていきたいものだ。