2014年3月23日日曜日

フキノトウの誘惑

最近、春なのに吹雪やらミゾレやら、とんでもない天候だったが、今日はようやく晴天。これで練習しなければもったいなさすぎる。

今日はロードに乗れそうな気もしたが天候が変化すると怖いのでマウンテンの夏タイヤで空気圧を最大に上げて走る。自分のマウンテンはマウンテンと言いながらフルリジットでフレームはあえてクロモリ。クロモリは持ち上げると重いが走ると、独特の反発が返ってきて、自分の漕ぎにもうひと押しのプレゼントをくれる。地面の凹凸も空気圧最大のマウンテンのタイヤとクロモリが見事に吸収してくれて、乗り味は最高。行きは追い風だったこともあってまるでロードの様に快適に走れた。 コースはいつもの北広島方面で、今日は竹山高原温泉クライム周回コースを2周して帰ってきた。走行距離は63kmだが、スパイクタイヤ30km走るより快適だったかもしれない。

冬の間に若干贅肉がついてしまったので、競技に参加するにはまずはこいつを処分しないと話にならない。そこで、今日も補給食なしで走った。一時間半も漕ぐと血糖値も下がり、グリコーゲンも枯渇する。今は寒いので体温を維持するのに割と早めにハンガーノックになれる。ハンガーノックになってからゆるゆる漕いで時間をかけて帰るとこの間に痩せられることはわかっているが、この練習はなにより苦しい。色々と考え事をするが、一度食べ物のことを考えると頭から離れなくなる。

道端をふと見るとフキノトウが顔を出している。葉が開いていないので食べるには最適のタイミングだ。これを天ぷらにして味噌をつけて食べるとうまいだろうなと思う。そうだ、いつもこのおいしい時期を逃してしまう。そうこう思い始めると、頭から離れない。立命館のクライムの最中にとてつもない雑念。苦しい。食べたい。絶対食いたい。そう思いながら自宅に帰ると、妻を説得して車を出してフキノトウが顔を出していた場所までもどって取りに行く。帰ってきて天ぷらを作り、試食。う、うまい。禁じていたビールを出してきて飲む。う、う、うまい。この後、全てを忘れてフキノトウの天ぷらを腹いっぱい味噌をつけて食べる。走りながら夢見たシチュエーションだ。

今日は自転車にたっぷり乗れて、無料でフキノトウをとり、腹一杯フキノトウの天ぷらを食べることができた素晴らしい日だ。しかし、何か間違っていた気もする。痩せるためにあの苦しい練習をあえてしたのではないか? どう考えても、今日は摂取量が上回ってしまったようだ。

おいおい俺、この調子で大丈夫なのか?

0 件のコメント:

コメントを投稿